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65.心技体「体」について④

 

速く走るために必要な

心技体の中の

「体」について

解説しています。

 

 

③エネルギーを長い時間持続させる持久力

 

これは、長い距離の選手に必要な要素に

思われがちですが

意外とそんなこともなく

どの距離にも必要な要素であります。

 

ここについては

ちょっと違った視点から

話をしていきます。

 

短距離選手は走り込みは必要ない

ということがよく言われます。

短い時間で終わるから、

持久的な要素は必要ない

という考え方からくるものなのではないかと

思いますが、

間違ってはいないと思います。

 

この考え方での問題点が2つあります。

 

①絶対的な運動の量が不足する

 

もちろん短い距離になれば

体への負担は大きいわけですが

練習時間が短かったり

距離を走っていないため

消費カロリーという観点で見ると

そこまで追えていない

ということがよくあります。

 

当たり前のように

太りすぎてしまうと

走れないわけですから

短い距離、短い本数

こんな練習ばかり取り入れている選手は

意外と太かったりします。

 

アスリートとしてこれではまずいわけです。

 

長い距離、本数を多く

走ることで、単純な消費カロリー運動量は

確保されていきます。

 

②反復練習を行う機会が減る

 

短い距離の練習は

体へのダメージが大きいため

本数を多く走ることができません。

 

技術的なところを伸ばしていくためには

ある程度の本数をこなしていきながら

無意識でも理想的な動きができるような

アプローチが必要になります。

 

出力をある程度落とし、長い距離や

本数を多く走る日を作り

短い距離を専門としている選手でも

技術が定着するようなトレーニングを

取り入れていく必要があります。

 

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