速く走るために必要な
心技体の中の
「体」について
解説しています。
③エネルギーを長い時間持続させる持久力
これは、長い距離の選手に必要な要素に
思われがちですが
意外とそんなこともなく
どの距離にも必要な要素であります。
ここについては
ちょっと違った視点から
話をしていきます。
短距離選手は走り込みは必要ない
ということがよく言われます。
短い時間で終わるから、
持久的な要素は必要ない
という考え方からくるものなのではないかと
思いますが、
間違ってはいないと思います。
この考え方での問題点が2つあります。
①絶対的な運動の量が不足する
もちろん短い距離になれば
体への負担は大きいわけですが
練習時間が短かったり
距離を走っていないため
消費カロリーという観点で見ると
そこまで追えていない
ということがよくあります。
当たり前のように
太りすぎてしまうと
走れないわけですから
短い距離、短い本数
こんな練習ばかり取り入れている選手は
意外と太かったりします。
アスリートとしてこれではまずいわけです。
長い距離、本数を多く
走ることで、単純な消費カロリー運動量は
確保されていきます。
②反復練習を行う機会が減る
短い距離の練習は
体へのダメージが大きいため
本数を多く走ることができません。
技術的なところを伸ばしていくためには
ある程度の本数をこなしていきながら
無意識でも理想的な動きができるような
アプローチが必要になります。
出力をある程度落とし、長い距離や
本数を多く走る日を作り
短い距離を専門としている選手でも
技術が定着するようなトレーニングを
取り入れていく必要があります。