僕は中学から陸上競技を始め、
110m、400mハードルを専門にしていましたが、
100mにも積極的にチャレンジし
中学→11秒95
高校→11秒26
大学→10秒64
と、順調に記録を伸ばすことができました。
100mの記録は特に風の影響が大きく
反映されると思っています。
10秒64のレースは直線的に
追い風が吹いて出たものでした。
今回は、自分が一番いい動きができた
10秒75(+0.9)
のレースを解説していきたいと思います。
レース中は基本的に「無意識」であるため、
動画を見て感じた外からの解説になります。
スタート
100m全体を流れよく走ることを
最優先にしていたので、
周りより反応良く出よう!
というイメージは持っていませんでした。
そこに気持ちを持っていくと
力みが出てしまうためです。
音が鳴ったら出るような感覚。
上半身は前傾姿勢を作るというより、
セットの角度のまま飛び出す
身体全身で10歩程度地面を押す
(現在伝える時は「踏む」という表現を使用)
身体を「起こす」意識を持つと
へその下の位置が後ろになってしまうため、
目線を少しずつ上げていく
中間
接地足を前に着き、前に進む力をためる。
その際に踏む力をより強くするため
接地足側の肩を落とす。
踏んで貯めた力をスイング足の膝を
使い前に進む力に変換する。
その際反対脚の肘でその動きをサポートする。
後半
基本的な動きは中間走と変わらない。
ここで何か変えようとするといい流れが
崩れてしまう。
身体は疲れてくるため、
動きがバラバラにならないよう、
腕の動かし方などで補助をしていく。
このレースだと、
踏む力が弱くなってきたことにより、
身体が起き上がろうとしている。
それを肘を引く、出すということで
バランスが崩れるのを最小限に抑えている。
まだまだ足りない部分が多いので
10秒75しか出ていないわけですが、
伸ばしてきた
「過程」
は参考になると思うので、
ぜひ動画と照らし合わせて見てください。