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139.運が実力になる

 

 

陸上競技だけでなく、競技スポーツ全般に

言えることだと思いますが、

 

 

競技力が上がるかどうかは

「運」にかかる部分が多くを占めると

考えています。

 

僕自身最初は

努力をすることにより

競技力が向上すると考えていましたが、

競技を続けていく中で少しずつ考えが変わってきました。

 

 

ここで僕の経験談を書いていきます。

 

大学1年生の6月

全国大会の帰り

オリンピック出場経験のある部長に

「どうやってオリンピックまで行ったんですか?」

 

という漠然とした質問をしました。

失礼な質問ですみません。

 

 

返ってきた答えは

「たまたま運が良かったからだよ」

というものでした。

 

その当時は

努力したからだと自分で言うところを

運だとごまかして

遠慮していたんだと感じていましたが、

 

今になってはその意味がよくわかります。

 

 

競技を続けていく中で

何度も「選択」する場面が出てきます。

 

時間が限られている中で

①どのような課題を持って取り組むか選択する

②その課題を克服するための手段(メニュー)を選択する

③強くなるための環境(クラブ、中学、高校、大学)を選択する

 

それ以外にもたくさん選択を迫られる場面があります。

 

これをなるべく正しい選択ができた選手

 

これが部長の言う

「運がいい選手」

なのではないかと考えています。

 

 

正解に近い選択を繰り返すためには

運任せ=他人任せにしていては

いけません。

 

5つ選択肢がある中で

運任せの状態で選ぶ確率はたったの20%です。

 

これを自分で勉強することにより

確率を高くすることができるはずです。

 

もちろん失敗から学ぶ部分もあります。

ですが、何度も失敗している時間もありません。

 

 

メニューが合っていないのではありません。

先生が合っていないのではありません。

正しい選択をするための

確率を上げられていないだけです。

 

 

正しい選択をするために、

「努力」する必要があります。

 

僕自身も、選手に正しい選択をしてもらえるように

日々勉強していきたいと考えています。

 

 

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