陸上の短距離種目は
個人競技ですが、
レースでは1人ずつ走るわけではありません。
そのため、
試合に向けて準備していく中で
「競うトレーニング」
が必要になります。
僕がメニューを立てる際は
競う練習
と
1人で行う練習
を分けて考えていました。
どちらにもメリットデメリットがあるため、
時期に応じて効果的に組む必要があります。
競う練習はなぜ行うのか
僕が思う意味を挙げてみます。
①人がいても自分のパフォーマンスが出せるか
1人では上手く走れるけど
周りがいると固くなってしまう
1人では意識していい動きができていても
競ると悪い癖が出てしまう
なんていうことはよくある話だと思います。
理想の形をまずは
1人で黙々と作り
それを競った状態で
パフォーマンスとして出せるかどうか
定期的に確認する必要があります。
それでバラバラになるようであれば
反復が足りないということになります。
②大きい力が出せる
これもかなり大事な要素です。
競うことで
自然に
「負けたくない」
という意識が生まれ
出力が上がります。
トレーニングで高い負荷をかけたい場合は
1人で走るより
周りを使いながら
行う方が効果的です。
まずは
トレーニングにおける
「競うことの意味」
を理解した上で
自分の目標はどこにあり
今なにをするべきか
明確であれば
どのタイミングで
競う練習を入れるかが
決まってくるはずです。