みなさんは、レースに出た時
①気付いたらゴールしていた
②レースの中で記憶がない場面がある
こんな経験はありませんか?
僕は400mHを専門にしていました。
50数秒の中で、
最初から最後まで全く覚えていない
ことはありませんでしたが、
50秒台で走れていた時は
6台目から9台目までの記憶が
ないことが多くありました。
記憶がない=なにも意識していない状態
にあると言えます。
「記憶がないのに動いている」
ということは
全身の連動がうまくいっている
そして
自分で力を加えようとしているわけではない
が
レースでテンションが上がっている状態
にあり、
走っている時の
「力感」
が
1番いい状態と言えます。
もちろんですが、
レース中に
自ら記憶をなくすように
働きかけることは
できません。
ですが、そのような状態に持っていくための
レースを走る前段階での
準備をすることは可能です。
僕が5回
50秒で走ったレースの中で
唯一この区間の記憶があるものです。
競技場の環境、雰囲気に助けられ
タイムは割といい方ですが、
動きはバラバラです。
次のラウンド(準決勝)で
肉離れを起こし
車椅子で運ばれていきます。
記憶をなくせるかどうかは
いい準備できているかどうかで
決まります。