先日、大学の練習に参加させていただき、
ハードルを使った動き作りを
指導させてもらいました。
新入生もいたため、
細かい動きの話はせず、
「何故短距離選手がハードルを使うのか」
というところをメインに
進めていきました。
ハードルを使った動きで
なにを得たいか
速く走るために必要な要素を
体で理解し
獲得するためです。
具体的には
①動的柔軟性の確保
②中心から手足を動かすイメージ作り
③手と足のタイミングを合わせ、
流れるように動かすイメージ作り
が挙げられます。
これだけの要素を
1日の中の短いウォーミングアップで
意識するのは
なかなか難しいと思います。
慣れてくれば、
自分の意識を変えるだけで
やれるようになってくるとは思いますが、、
この動き作りで
何を得たいか明確にすることが
できれば、
どの高さにするべきか
どの間にするべきか
台数は何台にするのか
回数を何回にするのか
を決定することができます。
動的柔軟性を確保したいのに
低いハードルで跨いでいても効果は得られません。
中心から動かすイメージを持ちたいのに
つま先立ちにならないと跨げない高さのものに
チャレンジしても意味がありません。
まずは、自分が何を得たいのか
明確にすることです。
その前に、そのトレーニングの
正体を知るところから
なのかもしれません。