短距離のレースは
自分のレーンに入った後
スターティングブロックを合わせ
走ることができる時間が
設けられています。
このスタート前の1本を使い、
ハードル競技
特に400mHにおいては
スタートしてから1台目までの
足を合わせる作業をしている
選手が多いのではないでしょうか。
僕も最初はレースと同じペースで走って
1台目までの足を合わせていました。
ですが、最終的には
それは必要ない
という結論に至りました。
理由は2つあります。
①レース前に疲れないようにするため
1台目を合わせると、最低でも
50m程度しっかり走ることになります。
選手紹介があるレースならいいですが、
予選は
位置に戻ってから
すぐに始まることが多いので
息が上がっている状態でスタートすることに
なることが多いです。
②力感の違いがある
1台目までを
95%の力を使って走るとします。
この95%が
レース前の1本と
レース中では
全く違うということです。
精神的なコンディションが違いますよね。
レースになればテンションが上がり
自然とスピードが上がります。
周りの選手もいるため
自然とスピードが上がります。
それを考えると、
レース前に足が合う=レースがうまくいく
という構図にはならない
というわけです。
レースで自分の力を発揮できるような
レース前の1本の使い方を
考えてみてください。