みなさんは
練習中のタイムを計測しますか?
タイム計測の意味
取ることのメリットデメリットを
考えたことはありますか?
今回はこれについて話していきます。
練習中タイムを取るのはよくない!
取るべきだ!
と断言することはできません。
確実に言えることは
時期によって
トレーニングの種類によって
取るものと取らないものを変えるべき
ということです。
僕はあまり積極的にタイムを取る方では
ありませんでした。
なぜかと言うと、
練習のタイムがいい=調子がいい、感覚がいい
練習のタイムが悪い=調子が悪い、感覚が悪い
という考えになることは
とても危険なことだと感じていたからです。
その練習の日のコンディションは
ものすごい追い風かもしれません。
向かい風かもしれません。
タイムは基本手動です。人間が測ったもので
目安に過ぎません。
その日のタイムで一喜一憂し
自分の動きや感覚と
向き合わなくなることで
自分の身体を
試合で結果を出すためにコントロールすることが
難しくなります。
試合前にタイムを測ることも
かなり危険です。
レース10日前の300mで
自己ベストがでたときは
試合で結果が出る
なんていう考えをしている人はいませんか?
僕もそんな時期がありましたが、
人間なので
レースに向かうまでの過程は
いつも同じではありません。
そこがピークになってしまっている可能性も
あるわけです。
ここまでだと
タイムを取ることはよくないこと
と言っているように聞こえるかもしれませんが、
良い面もたくさんあります。
例えば、自分が100mを走って
この感覚はだいたいこのくらいのタイムだな
というものにズレがなければ
自分の身体の調子が理解できている証拠です。
そういった確認作業には
タイム計測は役に立ちます。
また、練習の中でタイム設定をすることにより、
強度をコントロールすることができるようになります。
なんとなく全力、8割などの決め方よりも、
100m13秒のペースで10本走る
なとどいった具体的なタイムで縛ることにより
与えたい負荷や本数に近付けることができるでしょう。
全ては
試合で結果を出すために向かう必要があります。