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96.「どちらも正解」はよくあること

 

昨日、ある学生から

腕振りについての質問がありました。

聞くこと自体かなり面倒なことなので、

行動してくれてとてもありがたく思いました。

 

400m専門の選手です

 

走っている時に、大きく動かそうとすると

肩が上がって力が入ってしまう

という相談でした。

 

 

その選手の腕振りの意識は

前に振る方を大きくして

ストライドを伸ばす

ことをイメージしていたそうです。

 

前に振るのを大きくすることにより

空中でタメを作る

というイメージの動きですよね。

 

 

間違ったアプローチではありません。

正しい意識だと思います。

しかし、前に大きく振ることを意識しすぎると

肩(肩甲骨)を使うことが

できなくなることがあり、

フワフワした腕の動きになることがあります。

これが

上半身と下半身の連動にも関わってきますが。

 

 

ではこの動画を見てください。

僕と相談をして決めた腕振りを

意識して走ってもらいました。

 

 

同じアングルのBeforeがないので

比較するものがないんですが、

「力が入ってしまう」

という悩みを持った選手の走りには

見えないはずです。

 

この動画の時は

腕を下ろす

ことを意識して

走っています。

 

下ろす意識を持つことで

地面を踏み反発をもらって

前に進む力を獲得する

という考え方です。

 

以前はこの選手は

前に振ることを意識していた

書きましたが

切り取って見ると

しっかり前にも腕が振れているんです。

 

 

腕振りの意識は人それぞれです。

前に振る!

下に下ろす!

 

いろいろな考え方があります。

 

前に効率よく進むことができていれば

どちらも

「正解の意識」

なのです。

 

どちらも正解

ということは

自分の正解がどちらなのか

考える必要があるということですね。

 

 

本質を理解して考えられるようになると

正解を導き出す

可能性は高くなります。

 

 

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