前質問をいただいた際に
この記事を書きたくなったので書いてみます。
試合がない夏の時期や
冬のオフシーズンに
合宿をやるチームが多くあると思いますが、
何故やるのか意味を考えたことはありますか?
僕なりの意見を書いてみます。
①トレーニングしやすい環境を作る
夏であれば涼しい場所で行うことにより
暑い環境よりも量を多くすることができたり、
集中して技術的な練習を行うことができます。
冬であれば、シーズンに入る前に
暖かい環境でトレーニングすることにより、
早めに質の高い刺激を入れることが
できますよね。
また、冬の時期においては
レースがないため
試合の状況に近い技術練習は
あまり必要ありません。
競技場での練習にこだわらず
階段や砂浜等
いつもと違う環境での練習が可能な時期に
合宿を組むメリットがあります。
②遠征時の対応力を付ける
これはかなり大きい要素ではないでしょうか。
合宿中はいつもと環境が異なります。
出てくるご飯も違います。
1人部屋ではないかもしれませんし、
いつもの生活リズムと違った環境で
生活しなければなりません。
いつもの競技場
いつものメンバーじゃないと
うまく走れない
なんてことになってしまったら
せっかくトレーニングが無駄になってしまいます。
合宿中は違った環境でトレーニングをしていくので
肉体的にも精神的にもきつい状態に
なるはずで、、
遠征時にも同じ状況になることがあります。
僕が出場した高校2年の佐賀インターハイでは、
台風が直撃し夕方にあったリレーのレースが
夜の9時30分にまで遅れ
宿舎に着いたのは12時過ぎでした。
そして次の日
朝の9時からレースという
地獄の日程になりました。
そういった中でも
合宿に参加した経験があったため
いつも通りのパフォーマンスを出すことができ
7位に入賞することができました。
合宿は何のためにやるのか。
ただ楽しむため
ただ追い込むためにやってるわけではありません。
私が企画する合宿は
最初に必ず
「合宿を行う意味」
を説明し、理解した状態で
練習をスタートします。
短い期間であっても
参加してくれた選手に
「持ち帰るもの」がたくさんあった
と思ってもらえるよう