指導をはじめて8年目
下っ端の僕が
今後目指していく理想の指導者像について
書いています。
②ゴールに向かうための引き出しの多さ
前回の記事で
速く走るためにはなにが必要か
というゴールを理解できていることが大事だ
ということを書きました。
これが一番大事なんですが、
ゴールはある程度ひとつに決まっていても
そこまでのプロセスは
人によって違いますよね。
例えば
速く走るために
「膝を高く上げて走る」
ということをゴールとした場合
単純に膝を上げる意識を持つことで
達成できる選手もいれば、
地面を踏むことを意識することにより、
反対足が高く保てる場合もあるでしょう。
僕自身もそうだったんですが、
現役時代の成功した経験だけで
他の選手に伝えてしまうと
その考えに
合う、合わない
が出てきてしまいます。
ピンとくる選手もいれば
その感覚が分からない選手もいます。
指導を始めて最初の頃は
「自分の成功体験は、ある程度全員に当てはまるものだ」
と考えていたため、
自分が速くなる過程で行っていた意識や動きだけを
メニューとして提示していました。
今思うと
指導が一方通行になってしまっていたなあ、、
と感じます。
ゴールに向けて
どのような意識が必要なのか
どういう回り方があるのか
引き出しを多く持つことで
多くの選手を
いい方向に導くことが
できるのではないでしょうか。