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70.選手と指導者が一体になること

 

出されたメニューの効果を最大限引き出すには

どのような意識が必要か

 

前回の続きです。

 

 

出されたメニューをこなす

という方法で

トレーニングをしている選手が

多いと思いますが

ただやっているだけでは

トレーニングの効果は半減してしまいます。

 

トレーニングの効果を大きくするためには

「選手と指導者が一体になること」

が重要です。

 

これは僕が高校の頃、先生にずっと

言われてきたことでした。

 

これを理解して、競技に取り組んでいた

つもりですが、

今考えると、深く理解はできていなかったのかなと

感じます。

 

今選手と指導者両方を経験して

当時言われていたことがなんとなく

分かってきた気がします。

 

「一体になる」という言葉の中には

二つの要素があるという結論に至りました。

 

①指導者が出すメニューの意図を理解する

 

これは当たり前の話ですが、

できていない人が多いのではないでしょうか。

 

なぜこの時期にこのメニューをやるのか

なぜこのメニューの順番なのか

なぜこの本数で行うのか

なぜこの休憩時間で行うのか

 

意味もなく組んでいる指導者はあまりいない

のではないでしょうか。

 

全部理解することは難しいかもしれませんが

半分理解して練習するだけでも

モチベーションも高くなるでしょうし、

体にかかる負荷も、適切なものになってきます。

 

わからなければ聞いてみるなどしてみてください。

選手側から理解しようとする行動も大事です。

 

 

②指導者と選手が同じ方向に向かうこと

 

これも非常に重要です。

 

指導者が

オリンピックを目指す!

と思っていても

選手がそう思っていなければ

モチベーションも上がりませんし

トレーニングの量が多くなりすぎて

怪我をしてしまう

なんていうことも出てきてしまいます。

 

選手自身が

オリンピックを目指す

とだけ思っていたとしても、

段階的に実力を上げていくプランを

指導者だけが持っているのでは

様々な場面でズレが出てきてしまいます。

 

自分が今どの状況に置かれているか

どのくらいを目指せそうなのか

外側から正しく見てくれる指導者の意見を

聞きながら、

同じ方向、同じスピードで

実力をつけていけるのが

理想です。

 

指導者も人間です。

指導者側から一方的に発信されたものをもらって

忠実にこなしていくだけでなく、

選手側からも一体になれるような

行動をとっていき、

 

日々の練習の効果を

最大限引き出してください。

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