アスリートが結果を出すためには
心技体のバランスが
大事であるという記事を
以前書きましたが、
3回に分けて「心」「技」「体」
それぞれについて掘り下げていきます。
今回は「心」について話していきます。
簡単に言うとメンタル面です。
メンタル強くしようみたいな話ですね。
皆さんもよく使うと思います。
ではそのメンタル面は
陸上競技において
どういった力のことを差すのか
理解しなければ
強くすることはできません。
僕なりにいくつか上げてみます。
①課題に対する取り組みを継続できる力
「やり切る力」
ここが一番大事になってきます。
例えば、
自分が自己ベストを更新するためには
腕の動かし方を改善しなければいけないと
仮説を立てたとします。
それは正解なのか不正解なのか△なのか
誰にも分かりませんし、
その検証(腕を動かし方を変える)をある程度長い期間行わなければ
それが正解か不正解か
答えを出すことはできません。
この作業を行っていく中で
メンタル面が問われていきます。
「正解であろう仮説を立てる」
この作業が終わったら、
あとはどこまでやり切れるか
というのがカギになってきます。
最初は
やっている動きが気持ち悪く感じることがあります。
当たり前です、
それは何年も同じ動きをしているので、
新しい動きを取り入れてる初期段階は
必ず気持ち悪く感じる場面が出てきます。
メンタルの弱い選手は
このしっくりこない期間
1週間、1ヶ月でやめてしまいます。
メンタルの弱い選手は
「このまま続けていて大丈夫だろうか」
という心のブレが出てくるというわけです。
僕も何人も選手を見てきましたが、
強くなる選手
弱いままの選手は
ここに大きな差があります。
強くなる選手は
仮説を立てるセンスはもちろんありますが
そこからとにかくやり切る。
正解か不正解か分からなくても
とにかく反復します。
自分が正しいと思ったものを信じて
やった結果
自分の体に身に付くので、
一番無意識の領域になりやすい
結果を出したい
大事な場面での成功に繋がります。
たまたま記録会で記録出ましたーではありません。
もちろんやりきった結果
失敗することもあります。
ですがそれは全く無駄ではなく
やり切った上での
失敗なので
次の仮説も立てやすくなります。
やり切れる力が
正確な答えを導き出します。
そして、
正確な答えが次の仮説をより
正確なものにしてくれます。
長くなってしまったので、
「心」についての話を
次回以降も続けます。