ハードルを効率よく跳ぶためのトレーニングで
「1歩ハードル」
というものがあると思います。
これはハードル選手に必要な動きなんですが、
短距離選手にも必要な要素がたくさん詰まっています。
1.正しく軸足に力を加える技術トレーニング
この動きの1番のポイントは
流れるようにハードルを越えていくことです。
そのためには、膝と肩甲骨、肘を使い
体を自然に引き上げることが必要です。
自然に体を引き上げることができると、
軸足に力が入り
勝手に前に戻ってくる感覚を
掴むことができます。
後ろから見ると、お尻が上下に動いています。
この見え方になると、骨盤が前後、左右に正しく動いていることになります。
(3D、立体的な動き)
お尻の位置が変わっていないということは、
体が引き上げきれておらず、
「腰が落ちている」状態になります。
(2D、面だけの動き)
これを前方向にしたものが、
中間疾走時の動作になります。
今解説した動きを実践するためには、
体をかぶせずに、
上に高く跳ぶことから始めてみてください。
2.リズムを変えずに連続して動かすトレーニング
100m走であれば、その区間ごとで
リズムを一定にする必要があり、
最後に崩れてくる選手は、
力でごまかしてしまっている可能性があります。
1.膝リードで踏み切り
2.次の足を準備しながら着地
3.また乗り込んで踏み切る
という連続した動きを最後まで持続させるトレーニングが、
走りにも繋がります。
3.衝撃に耐える体を作るためのフィジカルトレーニング
高く跳び上がるため、着地時の衝撃に耐えるトレーニングにもなります。
短距離選手でも、ハードルを使ったトレーニングを効果的に使用し、
自分の専門種目につなげてください。