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⑥狙った試合で結果を出すために必要なこと

2020シーズンが近付いてきています。

目標は立てましたか?

この目標の立て方がシーズンの結果を大きく左右します。

 

今回は、

狙った試合で結果を出すため

の考え方について紹介したいと思います。

 

 

僕は高校3年次の

インターハイ前のランキングでは

全国12位でしたが、

東海大会8位となり、

インターハイ出場すらすることができませんでした。

 

それなりの記録だけは出すことができていたんですが、

目標の試合に向けてなにをしないといけないか

全く分かっていませんでした。

 

 

大学に入り考えを改めたことで、

練習や、試合の考え方が大きく変わり、

狙った試合で結果を出すことができるようになってきました。

2011年 日本インカレ 決勝 リザルト

これは、僕の競技人生の中で、一番うまくいった年のまとめです。

インカレで入賞することだけに特化し、

日々の練習、試合を使ってきました。

 

その中で得た考えとして

大きく3つ

解説していきたいと思います。

 

①結果にこだわる試合をひとつに絞り、なにを得たいのかを明確にする

全ての試合で自己ベストを出すことはほぼ不可能に近いです。

これは上のカテゴリーに行けばいくほど難しくなる傾向にあります。

全ての試合で結果を求めてしまうと、

その試合の評価方法が

記録が出たか出なかったか

順位が良いか悪いか

だけになってしまいます。

結果を求めるのは大事な試合だけに絞り、

順位や記録に一喜一憂せずに

分析→改善を繰り返し行なっていきます。

 

結果を求める試合と、

練習の位置付けで出場する試合を明確に分けることにより、

その試合でなにをやるべきかが見えてきます。

それにより、メンタルのコントロールもしやすくなるのです。

 

 

 

②タイム、結果だけで良し悪しを判断しない

先程のものと関連していますが、

もう少し掘り下げていきます。

 

例えば、

試合で格上の選手に勝てたとします。

でもその選手は

当日熱を出していたかもしれません。

前日倒れるまで練習をして臨んでいるかもしれません。

それで自分の実力が測れるでしょうか?

自分の実力はライバルと比べて測るものではありません。

個人個人目標にしている試合が違うため、

その考え方はとても危険です。

 

例えば、

狙った試合ではないところで思ったより記録が出たとします。

グラウンドコンディションがすごくよかっただけではないでしょうか?

例えば、

狙った試合ではなかったとしても、あまりにも記録が悪かったとします。

コンディションがすごく悪かっただけではないでしょうか?

 

狙った試合以外での記録は

自分の感覚と合っているか、

タイムは確認程度に使うべきです。

目標としている試合に向けて、自分と向き合いコンディション調整をしていきます。

練習の位置付けでの試合結果に

一喜一憂している暇はありません。

 

 

 

③練習で結果を求めない

これも非常に陥りやすい人が多いです。

 

「目標としている試合の

調整段階のタイムトライアルで

記録が良いから次の試合はタイムが出そうだ」

 

「調整段階のタイムトライアルで

記録が悪かったから次の試合はタイムが出ないだろうな」

 

これはどちらも間違っています。

記録がよくてもその日が調子のピークかもしれないので、

もう少し疲れを溜めておかないといけません。

 

記録が悪くても、原因を探して対処できれば十分間に合います。

単純に疲れているのか、筋肉に張りがないのか、様々あると思います。

 

練習の記録に一喜一憂せずに、当日に最大のパフォーマンスが出せるように過ごしていく必要があります。

 

 

 

全ては狙った試合で結果を出すために生きています。

それまでのプロセスで結果が出ていなくても、

最後に結果が出れば100点です。

逆にそれまで自己ベストを更新し続けても、

狙った試合で結果が出なければ0点です。

残酷ですが、これが競技スポーツの面白いところです。

みなさんが狙った試合で記録を出せるよう、

応援しています。

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