2024シーズンが始まりました。
最近は3月に出場できる試合も増え
4月から本格的に短距離シーズンがスタートしています。
私は試合帯同は大学生のみで
それ以外は部外者のため試合についていくことは
できませんが
それでもたくさんのご報告をいただき
とても嬉しく思っています。
私は技術指導をメインに選手と関わらせてもらっていますが
陸上競技は心技体のバランスが大切です。
技術だけ向上しても本番で力を出すことはできません。
技術以外の大切にしてほしい考え方は
6回実施した
合宿のミーティングを使って選手に伝えてきました。
今回は報告をもらう中で感じたことがあったので
ここに残します。
少しでも伝われば嬉しいです。
【成し遂げたいことに向かって導線を引こう】
頑張ってきた冬季練習の成果を出す!!
と
気合い十分で1試合目から臨んだ選手
結果はどうでしたか?
自己ベストが出ましたか?
出ませんでしたか?
自己ベストが出せて嬉しかったですか?
自己ベストが出せなくて悔しかったですか?
ここで振り返りを終わらせてはいないでしょうか?
2024シーズン
自分の「1番成し遂げたいこと」は何ですか?
「1試合目で自己ベストを出すこと」が
1年間の1番大きい目標ですか?
それであれば、「嬉しい」「悔しい」で
終わりにしてもらって結構です。
大半の選手はそうではなく
6.7.8月に目標の大会があるはずで
4月の試合、シーズン初めての試合はそこに向けての
「練習試合」にしかすぎません。
喜びレベルが高い選手がさらに速くなるわけではありません。
悔しさレベルが高い選手が次に結果を出せるわけではありません。
4月の試合でやるべき最優先事項は
「なぜ悪かったのか」
「記録が悪い中でも昨年より成長しているポイントはあったか」
「ベストが出た嬉しさを感じながらさらなる高みを目指すための課題を探す」
など
レースを振り返り次に繋げることです。
私自身も高校生時代は
インターハイで予選落ちした日にメールアドレスを変えてみたり
筆箱に目標を書いてみたりしましたが
それで速くなるわけがありませんでした。
「嬉しい」「悔しい」で終わりにしない
そこからひとつ成長して
レースを振り返り次に繋げる
この過程を楽しめる選手になってください。
さらに競技スポーツが楽しいものになるでしょう。
振り返りができるようになると
1試合1試合がこま切れにならず
目標の試合向けて1本の線のようなイメージを
作ることができます。
そのイメージが持てると
競技者として1段上のレベルへ
浮き沈みの少ない選手になれるのかな
と思っています。
まだまだ、これからです。