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196.「コーチによって言ってることが違う」について

 

僕が現役をしていたころから

こういう声をよく耳にしてきました。

 

実際に僕も

「コーチによって言ってることが違うけど

どっちが正しいんだ?」

と疑問に思う場面がありました。

 

顧問の先生はこう言ってるけど

強化練習の先生はこう言ってる

みたいな場面です。

 

実際に僕自身も現役時代

足が速くなり実力がついてきて

色んな先生から声をかけていただくようになり

これによく直面していました。

 

現役を引退し指導する立場になった

今の時点で思うことは

これは「仕方のないこと」

だということです。

 

例えば

Aコーチは「足を高くあげた方がいいよ」

と言っていますが

Bコーチは「足はあまりあげない方が良い」

と言っているとします。

 

なぜこうなるかというと

その先に

どちらにもメリットデメリットがあるから

 

足を高くあげる

・高い位置から足を下ろすため、地面に圧力が多くかかる

・浮いている足の膝のベクトルが上になるので、力が前にいかず浮いた走りになる

 

足をあまり上げない

・低い位置から下ろすことになるため、地面からの力をもらいにくい

・浮いている足の膝が前方向に出しやすくなるため効率よく前に進める

 

と言った格好です。

ここまで掘り下げると

どちらの言っていることも正しく

どちらかが間違っているということは

言えないのではないでしょうか。

 

どっちの意見が正しいの!泣

ではなく

なぜそういうアドバイスが来るのか

理由まで掘り下げる

 

自分の走りに落とし込んだ時に

どちらの選択肢が良い方向に転びそうか

考えられると

迷わずに済むのではないでしょうか。

 

技術面の話をする際

言ってることが違う!でとどまることがないよう

なるべく理由まで説明し、

 

必要であれば選択してもらえるように

そんな指導を心がけています。

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