みなさんは目標の試合を決めていますか?
自分の価値観で
自分の評価基準を持っていますか?
競技スポーツは結果が全てです。
「練習を頑張ったで賞」
もないですし、
「食事に気を使ったで賞」
もありません。
トラック競技は
1番速くゴールした選手が
1番頑張ったことになります。
僕自身も現役後半はこういった考えで競技と向き合い
よかった年もあれば
悪かった年もありました。
今週日本選手権がありますね。
僕が出場した2012年
決勝に残ることが目標でした。
が、準決勝で肉離れのため途中棄権。
僕のシーズンの点数は「0点」が
確定しました。
その日本選手権も
自己ベストを目標にしている選手もいれば
3番に入りオリンピック代表を目指す選手も
同じトラックで走ります。
目標を立てることが大事だ!!
と
よく言われますが
陸上競技の特性上
結果を目指す
目標とするのは
1試合または2試合に絞るのが
好ましいと考えます。
なぜかと言うと、
陸上競技は
調子の波を目標のレースに持っていく
能力が高い選手が
優秀な選手と言えるからです。
毎試合
100点の競技成績(1番にゴールしたで賞)
を目指さなくてもよいのです。
この特性、考え方がわかっていないと
周りと比較することでしか
自分を評価することができなくなり
調子の波を作れず
コントロールが効かなくなってしまいます。
自分の価値観で目標を立て
自分の価値観でレースに出て
自分の価値観で喜び
自分の価値観で悔しい思いをする
選手には
周りと比較するだけでなく
自分はこのシーズンなにを成し遂げたいのか?
今日のレースでなにを目標にしているのか?
今日のレースでなにを得たいのか?
明確にする作業を
うまくできるようになって欲しいと思います。
それを選手と共有できる
指導者になれるよう
努力していきます。