165.2月3月トレーニングの注意点

コロナの影響で環境が制限されている中、

それぞれ工夫しながらトレーニングを

していると思います。

僕自身もメニューを立てる際、

どんな環境でもその時期に応じて

やりたいこと、意図が

しっかり達成できるようなものを

立てられるように工夫してきました。

シーズンインまであと2か月となりました。

ここからの2か月、

非常に重要な局面に入ってきます。

今回は僕の考える注意点を

挙げていきたいと思います。

1.シーズン中のスピードレベルを求めない

現役時代から僕はこれをかなり意識して

トレーニングしてきました。

シーズンイン春先の試合で結果を出したい!

早く仕上げなければ!

と思うがあまり、

スピードを自分で「上げよう」

という意識を持ってしまいまいがちです。

この意識は、

11月から取り組んできた理想の動きを

バラバラにさせてしまうだけでなく、

ケガのリスクも大きくなります。

短距離走においては

力感=スピード

ではないことも

押さえておかなければいけません。

ここからタイムを取る機会が

増えてくると思いますが

例えば

昨年シーズン中

30mのスタートが

4秒00だったとします。

シーズンに近づくと

ついついそのタイムと比較してしまうんです。

全然冬季練習の成果が出ていない

もっと速く動かさなければ

などと考え出します。

その時の気温は何度ですか?

25度で行ったスタート練習のタイムと、

10度で行ったタイムを

比較していませんか?

2月3月は気温差も大きく、

比較にならないことが多くあります。

周りのコンディションも含めて

自分の動きを冷静に分析してみてください。

2.冬季練習の貯金を崩さない

シーズンが近づくと

スピードレベルの高いことばかりを

してしまいがちです。

もちろん質が上がるので負荷が高くなり

身体へのダメージは大きくなりますが、

その日の練習全体の運動量としてはどうでしょうか?

スタート練習を質の高いものにするには、

ウォーミングアップの運動量は

どうしても少なくなってしまいます。

夏にピークを持っていきたいのであれば、

まだまだ12月や1月にやっていたような

内容も行っていく

必要があるのではないかと考えます。

試合が近付いてきて

一番不安になる時期

ここで崩れる選手、いい方向に向かう選手

後者になれるように応援しています。

Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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