11月中旬で
短距離はオフシーズンになり
長距離のロードレース、駅伝がメインの
時期になります。
短距離をメインにしている選手は
ここからトレーニングを積み
来シーズンに向けて備える
この時期で来シーズンの結果が
ほとんど決まってしまうと言っても
いいと思います。
以前も書きましたが、
冬季練習をする大きな意味は、
シーズンで戦うための「貯金づくり」
です。
身体に負荷をかけ
回復させることによって以前の自分よりも強い身体を作る。
これが基本です。
負荷をかけすぎて
怪我をしてしまうと
このサイクルを回すことができなくなるため
怪我にも最善の注意を払います。
しかし、この作業は
トレーニングを継続して続けているのであれば、
誰もがある程度は達成できているものではないでしょうか?
練習に参加し、オフは身体を休ませることができれば
いいわけですよね。
では、
結果が出る、出ないの差は
どこにあるのか
それは練習を継続していく過程での
「心の充実度」にあります。
僕自身も中学から競技を始め
トレーニングを真面目に頑張って
時にはきつい練習にも取り組んできたわけですが
記録が伸びた時期がいちばん
毎日のトレーニングに充実感を持つことができていました。
心が充実した状態で行う
トレーニングを積み重ねる
これがレース当日の自信につながります。
トレーニングの充実感=達成感ではありません。
充実感とは、
今取り組んでいることが
ゴール=目標を達成すること
に向かっていると感じられることです。
この動きを習得すれば
この課題を克服すれば速く走れる
このアプローチで続けていけば結果が出る
という確信を選手と指導者が持ち
一つひとつの練習が
自分の身になっていると感じられる状態。
達成感とは、
きつい練習をこなしたー俺がんばったなあー。
みたいなものです。
冬季練習ではこれに頼りがちになります。
この達成感もマンネリ化を防ぐという意味では
時には必要だと思いますが、
そればかりではいけません。
僕が関わらせてもらっている選手とは
必ず
冬季練習開始前に
①今シーズンの振り返り
②来シーズンの目標の共有
③冬季練習で取り組むポイントの共有
を行います。
本当の達成感を味わえるのは
目標としているレースで、結果を出したとき「だけ」
定期的にフィードバックをしながら
来シーズンいい思いができるように
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