陸上競技だけでなく、競技スポーツ全般に
言えることだと思いますが、
競技力が上がるかどうかは
「運」にかかる部分が多くを占めると
考えています。
僕自身最初は
努力をすることにより
競技力が向上すると考えていましたが、
競技を続けていく中で少しずつ考えが変わってきました。
ここで僕の経験談を書いていきます。
大学1年生の6月
全国大会の帰り
オリンピック出場経験のある部長に
「どうやってオリンピックまで行ったんですか?」
という漠然とした質問をしました。
失礼な質問ですみません。
返ってきた答えは
「たまたま運が良かったからだよ」
というものでした。
その当時は
努力したからだと自分で言うところを
運だとごまかして
遠慮していたんだと感じていましたが、
今になってはその意味がよくわかります。
競技を続けていく中で
何度も「選択」する場面が出てきます。
時間が限られている中で
①どのような課題を持って取り組むか選択する
②その課題を克服するための手段(メニュー)を選択する
③強くなるための環境(クラブ、中学、高校、大学)を選択する
それ以外にもたくさん選択を迫られる場面があります。
これをなるべく正しい選択ができた選手
これが部長の言う
「運がいい選手」
なのではないかと考えています。
正解に近い選択を繰り返すためには
運任せ=他人任せにしていては
いけません。
5つ選択肢がある中で
運任せの状態で選ぶ確率はたったの20%です。
これを自分で勉強することにより
確率を高くすることができるはずです。
もちろん失敗から学ぶ部分もあります。
ですが、何度も失敗している時間もありません。
メニューが合っていないのではありません。
先生が合っていないのではありません。
正しい選択をするための
確率を上げられていないだけです。
正しい選択をするために、
「努力」する必要があります。
僕自身も、選手に正しい選択をしてもらえるように
日々勉強していきたいと考えています。
This website uses cookies.