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122.「知らない」ことの怖さ

僕は中学高校と

全国大会には出場することができても

結果を出せずに終わっていました。

自分なりには頑張って

毎日部活に行き

朝練も

昼練もしていました。

合宿の時は先輩に聞きに行き

アドバイスをもらっていました。

ですが、結果には結びつかず

頑張っているのに

何故結果が出ないんだろう、、

センスがないのかな、、

と思った時期もありました。

僕の取り組み方が大きく変わったのは

大学2年の冬

指導していただいているコーチの繋がりで

香川県で競技をしていた

49秒0

アジア3位の選手

(あまり言うとわかってしまいますねすみません)

一緒に練習をさせてもらった

ことがきっかけでした

400mHを大学から始めた

僕にとって

初めての本物の選手との

出会いでした。

ジョギングから始まり

メインのハードル練習

を一緒にやっていく中で

走りの力感のなさに

衝撃を受けました。

ここまで楽に走っているように見えて

速い選手を見たことがない

世界に通用する選手と

自分なりに頑張っていた僕は

根本的に考え方が違っていました。

そこから結果が出る方向にベクトルが向き

結果論ではありますが

目標であった全国の決勝を走ることができました。

自分より実力がある集団に

身を置くメリットはそこにあり、

常に速くなるための

努力のベクトルが合っている選手と

毎日関わることができ

考え方や動かし方

その他様々なことを吸収できます。

僕は大学時代

チームの中で1番だったので、

途中まで頑張っていると

勘違いしていました。

ベストは更新できていたので

取り組み方も、身体の動かし方も

こんな感じだろうと思っていました。

そんな

チームの中で

一番実力のある選手の考えが

全体に波及していく

どんどん弱いチームになっていきます。

知らない方が幸せだ

と言われることもありますが

上を目指している選手にとっては

「知らない」

ということが

一番怖いことであると

実感しました。

この記事を書く中で

選手自身がそれに気付く努力をするか

ということも大事であるのと同時に

僕が

頑張り方のヒントを知ることができたように

指導する側も

チャンスを与える

努力をしなければならないなと

改めて思いました。

Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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