僕は実力がなかったため、
企業スポンサーがつくことはありませんでしたが、
中学から陸上を始めて
ずっと支えてくれたスポンサーがいました。
それは、「家族」です。
僕は競技者としてやっていく中で
かなり恵まれていたなと
今でも思っているので、
今回はこれについて
書いてみたいと思います。
家族が最初に試合を見にきてくれたのは
中学1年の新人戦でした。
110mHに出場し
タイムは20秒55でした。
地区の大会で下から数えた方が
早いようなタイムで
その日から試合に来なくなりました。
よほどつまらなかったのでしょう笑
これは向いていないと
感じていたようです。
中学3年になり実力をつけ始め
全中に出場できるかもしれない
ところまでタイムを伸ばすようになってから
また試合に来てくれるようになり、
現役引退まで
大きい試合から記録会のような小さい試合まで
ほとんどの試合を見にきてくれていました。
静岡から車で
熊本、佐賀、福岡、山口など、、
色々なところに応援に来てくれていました。
自分の頑張りたいと思っていることに
関心を持ってくれたことが
素直に嬉しかったです。
僕が競技場のスタンドにいると
よく周りにこんな方々がいます
小学生や中学生の親だと思うんですが、、
試合が終わった後子どもに対し
「あの走りはよくない」
「もっと腕の振りはこうした方がいい」
などと口出しをしているのを見かけます。
子どもにとってはそれが
大きなプレッシャーとなります。
陸上競技の特性上
毎試合毎試合ベストパフォーマンスを
出すことができないことも
あまり理解できていないでしょう。
選手にもっと活躍して欲しいのは
分かるんですが、、
それを見ると何とも言えない
気持ちになるのと同時に
僕は恵まれているなあ
と
いつも感じていました。
僕の家族は
良い時も悪い時も
「おつかれさま」
と出迎えてくれ
レースのことについて
一切口出しを
することはありませんでした。
高校2年で出場した初めてのインターハイ
車で13時間
レースを見に佐賀まで来てくれたのに
緊張でガチガチになり
悲惨な記録で予選落ちしたこともありました。
それでも毎回
僕の成し遂げたいことに向かって
準備をしていることに
関心を持って
会場に足を運んでくれる
記録が良い時も悪い時も
成績が良い時も悪い時も
会場に足を運んでくれる
こんなスポンサーは
家族しかいません。
僕はまだ家庭を持っていませんが、
いつか子どもがスポーツをやるときは
両親のような関わり方ができるように
なりたいと思っています。
〜現役の選手へ〜
僕は必ず
勝ったときも負けたときも
スタンドに上がり
来てくれた家族に対し、
「今日もありがとうございました」
と必ず伝えていました。
応援に来てくれる
会場まで送迎してくれることは
当たり前ではありません。
感謝の気持ちを必ず持つこと。
おばあちゃんだけはタイムに厳しく
例え暴風の日であっても
今回は50秒出なかったねー
自己ベスト出なかったねー
と毎回のように僕に言ってきました。
競技を知らない方はこういう見方をしているんだなー
という現実を知ることもできました。笑
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