117.競う練習を行う意味

陸上の短距離種目は

個人競技ですが、

レースでは1人ずつ走るわけではありません。

そのため、

試合に向けて準備していく中で

「競うトレーニング」

が必要になります。

2018 日本インカレ前 アプローチ練習

僕がメニューを立てる際は

競う練習

1人で行う練習

を分けて考えていました。

どちらにもメリットデメリットがあるため、

時期に応じて効果的に組む必要があります。

競う練習はなぜ行うのか

僕が思う意味を挙げてみます。

①人がいても自分のパフォーマンスが出せるか

1人では上手く走れるけど

周りがいると固くなってしまう

1人では意識していい動きができていても

競ると悪い癖が出てしまう

なんていうことはよくある話だと思います。

理想の形をまずは

1人で黙々と作り

それを競った状態で

パフォーマンスとして出せるかどうか

定期的に確認する必要があります。

それでバラバラになるようであれば

反復が足りないということになります。

②大きい力が出せる

これもかなり大事な要素です。

競うことで

自然に

「負けたくない」

という意識が生まれ

出力が上がります。

トレーニングで高い負荷をかけたい場合は

1人で走るより

周りを使いながら

行う方が効果的です。

まずは

トレーニングにおける

「競うことの意味」

を理解した上で

自分の目標はどこにあり

今なにをするべきか

明確であれば

どのタイミングで

競う練習を入れるかが

決まってくるはずです。

Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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