103.レース直前の1本の使い方

短距離のレースは

自分のレーンに入った後

スターティングブロックを合わせ

走ることができる時間が

設けられています。

このスタート前の1本を使い、

ハードル競技

特に400mHにおいては

スタートしてから1台目までの

足を合わせる作業をしている

選手が多いのではないでしょうか。

僕も最初はレースと同じペースで走って

1台目までの足を合わせていました。

ですが、最終的には

それは必要ない

という結論に至りました。

2015 全日本実業団 予選レース前

理由は2つあります。

①レース前に疲れないようにするため

1台目を合わせると、最低でも

50m程度しっかり走ることになります。

選手紹介があるレースならいいですが、

予選は

位置に戻ってから

すぐに始まることが多いので

息が上がっている状態でスタートすることに

なることが多いです。

②力感の違いがある

1台目までを

95%の力を使って走るとします。

この95%が

レース前の1本と

レース中では

全く違うということです。

精神的なコンディションが違いますよね。

レースになればテンションが上がり

自然とスピードが上がります。

周りの選手もいるため

自然とスピードが上がります。

それを考えると、

レース前に足が合う=レースがうまくいく

という構図にはならない

というわけです。

レースで自分の力を発揮できるような

レース前の1本の使い方を

考えてみてください。

Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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