普段のトレーニングで
「意識して走る」
ということをやっている選手が
多くいるかと思います。
この意識して走る
という行為は決して悪いことではないんですが
何のために意識してやっているのか
明確にしなければ、
レースで速く走ることに
繋がっていきません。
何故意識して練習するのか
それは
「無意識で理想の動きをするため」
です。
この目標を達成するためには、
意識をして行う練習と
無意識で行う練習を
時期に応じてどういった配分で行っていくか
これが重要になってきます。
意識をして行う練習は
動きの確認はできますが、
そこに意識が多く向くため、
出力を出す→体にダメージを与える練習は
しにくくなります。
意識をする練習ばかり取り入れていると
きれいなメニューばかりになり
体を疲れさせる→
回復させる→
前より強い体になる
というトレーニングの基本的なサイクルが
行われにくくなってしまいます。
また、
結果を出したい試合に向かっていく中で
定期的に
無意識でどの程度の動きができているのか
効果の確認をする必要があります。
4月に試合があるという場合で話をすると、
11月12月はゆっくりな動きで反復する時期
ということで、動きを意識するレベルが
高くなっていきます。
2月3月では、
スピードが上がってくるため
徐々に無意識でのトレーニングを増やし
11月12月にやってきたものの
効果の確認を定期的に行なっていきます。
無意識でいい動きを作るために
意識していることを理解し、
時期に応じて
無意識、有意識のトレーニングのバランスを
考えてみてください。