前回の続きで
5台目着地時から
ゴールまでのポイントを
解説していきます。
この区間で特に重要なのが、
5-6台目です。
選手によって異なりますが、
ここがうまくいかないとこの後の流れが
ぐちゃぐちゃになってしまうことが多いです。
今回は
僕が指導させてもらっていた選手の
この動画を使い解説していきます。
このレースでは
5台目までが17歩
そこから逆足を使い
18.18残り19歩
でプランを組んでいましたが
5-6台目が19歩になってしまいました。
ですが、各区間のタイムを見てみると
そこまで大きく減速することはなく
結果的に得意な足で跳ぶことになったため、
その後の走りに繋がりました。
7.8台目も非常に大事で
ここでぴったり足を合わせられるか
足が合う歩数にあらかじめ決めておけるか
が重要です。
このレースでは
力感を抑えながら
きれいに19歩で7.8台目を越えることが
できたため、
ゴールまでの
残り100mを余力を持って走りきることができ、
1秒以上
自己ベストを更新することができました。
この選手に関しては
高校時代のベストは65秒台で
県大会に出場するのがやっとでしたが、
各区間で意識するポイントを理解して
取り組んでくれたことで、
3年間で62秒台で走れるまでになりました。
もちろん400mHは
走力が一番大事です。
400mが60秒でしか走れないのに
400mハードルを60秒で走るのは
不可能です。
しかし、400mHの面白さは
走力を
作戦や
各区間の意識で
カバーできるところに
あるのではないでしょうか。