外出自粛で、なかなか新しい動画が撮れないので、
現役時代のビデオを見返し、
振り返りながら
記事を書いていこうと思います。
いつも自分をよく見せるために
成功した時の動画を出していましたが、
出場したほとんどが
失敗レースです。
2012年シーズン
大学4年で迎えた最後の日本インカレ
準決勝の動画です。
6月の日本選手権で肉離れをし、
まともに歩けない状態でしたが、
7月後半になんとか全力で走れるところまで
持っていくことができました。
参加資格記録は50秒57でしたが、
肉離れ後のベストは53秒15
しっかり準備ができている時は、
体の中に力が溜まっている感覚があるのですが、
この日は全くありません。
冬季練習の貯金を使い果たし、
身体がかなり細くなってしまっています。
動きに関しては
膝と肘の位置が遠く、
肘も後ろで動いているため、
もがいているだけで
へその下の位置は移動していません。
へその下の位置が移動していないのに
前に進もうとしているため、
膝下の振り出しが大きくなっています。
つぶれた走りになり、
最後は
単純なフィジカル面のトレーニング不足
もあり、
走りきることができませんでした。
前の年に5位になっても、
たった1年で
ベスト24に落ちてしまいました。
その日の帰りは
キャプテンとしてなにもできなかった不甲斐なさに
電車の中で大泣きし、
周りの方に迷惑をかけてしまった訳ですが、
泣いても順位が上がるわけではありません。
この試合は前の年いい思いをしている試合だったので、
いいイメージを持とうと頑張りましたが、
準備ができていないので
意味がありませんでした。
僕のこのシーズンのように
やる気があっても
怪我で満足のいくトレーニングできないことが、
一番怖いことなのかもしれません。
今の現役選手は、
トレーニング環境が限られているかもしれませんが、
身体が動くのであれば、
やれることはいくらでもあります。
この動画のようにならないように、
今やれることを考えて
行動してみてください。
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