コロナウイルスの影響で、

4月から6月の競技会が

延期または中止となってしまいました。

シーズンから逆算して

11月からトレーニングを積んできた選手にとっては、

精神的に

かなり厳しい状態になっているのではないでしょうか。

試合がなくなってしまい、

今なにをしたらいいか分からない選手も

多くいると思います。

私なりに、ここからのトレーニングの流れ、ポイントを解説していきたいと思います。

この状況なので、まだなにが起こるか分かりませんが、

シーズンインが7月

と仮定して話をいきます。

シーズンを戦う上で大事なのが、

「冬期練習の貯金」

です。

冬に作った体を質に転換していき、

レースで結果を出すための体に仕上げていきます。

このとき、練習方法が変わったり単純な量が減るため、

冬に貯めたものが少しずつ切り崩されていきます。

僕の考えではここから、

トレーニングの仕方が二極化してくるのではないかと考えます。

1.

「いつもはシーズンインしている時期」

「4月だから」

という考えで、試合がないのに質に転換するトレーニングが多くなる選手

2.

7月以降に試合がずれるため、

もう一度体を作り直すトレーニングを行い、

適切なタイミングで

質に転換するトレーニングを行える選手

もちろん後者になれるのが理想です。

今は外出自粛や部活動停止など

やれる環境が制限されていますが、

これを理解しておくだけでも

やらなければいけないことが明確になるはずです。

7月にパフォーマンスを出すためには

ここでもう少し貯金を作るようなアプローチが必要です。

トレーニングできる環境があるのであれば、

4月から5月中旬までは

12月、1月にやっていたトレーニングを行い、

そこから質に転換していくのが理想です。

家でしかトレーニングができないのであれば、

細かい体幹トレーニングだけではなく、

心拍数が上がり体に負荷がかかるような

サーキットトレーニングを取り入れてください。

いくら、今細かい技術トレーニングをやっても、

冬に貯めた体力面がなくなってしまえば、

体力の上に乗っかっている技術は

7月の試合でパフォーマンスとして現れなくなってしまいます。

4月、5月のトレーニングで

7月以降の結果が変わってきます。

今の自分の状況を冷静に分析し、

なにをすべきか正しく考え、実行してください。

2011年 日本インカレ 予選 50秒57

目標の試合で結果が出せるように、

応援しています。

Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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