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21.加速局面における力の伝え方

僕の元に毎日何本か走りの動画が届きます。

本当に感謝です。

いつもありがとうございます。

その中の、スタートから加速局面の動画を

見ていると、

スタートしてからすぐ、

足を速く動かそうとしている選手が多くいます。

今日は、加速局面における力の伝え方について

解説をしていきます。

まず、スタートから加速していく局面と

中間疾走時の大きく違うところは

「疾走速度」

です。

中間疾走時はスピードが出ている

状態ですが、

スタートする時は

動いていない状態

0キロの状態です。

まずはここを押さえてください。

では、2つの動画を見てください。

接地を長く 地面を押すイメージ
接地を短く 足を速く入れ替えるイメージ

ハードルの台車を押していますが、

どちらの方が少ない歩数で効率よく

台車を前に進ませることができているでしょうか?

もちろん、一つ目の動画だと思います。

止まっているところからスピードを上げる場合は、

接地は長くしなければいけません。

長くすることにより、前傾姿勢を保つことができ、

へその下の位置を崩すことができるのです。

まだ進んでいない場面で、接地を短くして

足を入れ替えるのは

効率の良い体の使い方とは言えません。

走りに置き換えるとこのような形になります。

×

確かにトップ選手は足が速く動いています。

しかし、ただ足踏みをしているだけでなく、

中間走よりも接地を長くし、

力を伝えていると思います。

そういうところまで掘り下げて見ることができると、

自分の動きも正しい方向に向かっていきます。

Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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