18.「流す」行為は必要か

今回の記事では、

おそらく世界で初めてあろう

「流す」

ということについて

話をしていきます。

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「流す」とは、

1.自分の持っている力をセーブして走る

2.手を抜く

3.力感を下げる

ことでしょうか。

僕もこれをよく使っていました。

2011 西日本IC 準決勝 4レーン 51秒15

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いまみると、スポーツマンシップのかけらもない行動ですね。

大変申し訳ありません。

ですが、僕のレース中におけるこの行動は、

意味を持ってやっていたものです。

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流すことにはメリットが多くあるからです。

1.体力面を温存できる

余裕を持って予選準決勝を戦える試合では、

決勝で力を発揮するために、体力面を温存する必要があります。

単純に全力で走っている時間が短ければ、

自分の持っている力を残すことができます。

2.決勝に期待できるような精神状態を作れる

流してこのタイムであれば、決勝は更に記録を伸ばせそうだ

という思考になるため、

決勝に向けていい精神状態で迎えることができます。

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前に述べた体力面よりも僕は、ここの部分を意識して流していました。

全力で走ったら何秒出るんだろう、、

という自分への期待値を高めるためです。

余裕を持った精神状態が、

緊張状態で臨む決勝のレースを

いい力感に保ってくれます。

逆に、デメリットもあります。

1.走りのリズムが崩れる

僕の走りでもそうですが、抜かされないか確認するために

横を見たり、速度を上げ下げしたりしてしまいます。

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ハードルであれば、

ストライドがバラバラになり歩数が合わないということも出てきます。

走りのリズムが崩れると、逆に疲れてしまい、

次のラウンドに向けて、いいイメージが作りづらいという面もあるでしょう。

予選と決勝が違う日であれば、

最後まで全力で走り、

いいイメージを残しておくことも大事です。

出場する試合で

タイムだけを狙っているのであれば、

予選、決勝などのラウンドはあまり関係ないですが、

順位を狙っているのであれば、

決勝に行く過程の

予選、準決勝の使い方は

非常に重要になってきます。

効果的に「流す」ことにより、

大事な場面で力が発揮できます。

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Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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