13.「自分の強み」を理解する

僕は現役時代、400mHを専門としていました。

特別足が速かったわけでもなく、

背が高かったわけでもなく、

パワーがあったわけでも

ないわけですが、

ある程度の結果が残せたのは、

自分の強みを理解して、トレーニングできていたことが

大きい要因でした。

僕の強みは、

ハードリングが

最後まで崩れず、

同じ形をキープできていることでした。

2012 東海インカレ 50秒73 10台目のハードリング

10台目の疲れている中でも、

踏み切る際のブレーキ動作

膝でリードし踏み切り足に力を加える動作

リード足 着地時の抜き足の膝の位置が、

高い状態を保つことができています。

これは、体力的に余裕がある時に

力任せに跳んでいる人はできない動きです。

GP、日本選手権出場レベルでも

10台目でこの動きができている人はなかなかいなかったので、

減速の少ないハードリングで、

周りに差をつけたり、

差を縮めたりすることができていました。

このように、自分の強みを知れると、

トレーニングの中でも、

自分の強みであるこの動きが崩れていないか、

チェックしながらできるため、

効率が良くなります。

さらに、レースでのメンタルコントロールもしやすくなります。

僕の専門である400mHを例にあげれば、

ここでこの差に収めておけば、

最後には追いつけるから落ち着いて走ろう。

という気持ちにもなれるため、

メンタルのコントロールもしやすくなります。

自分はなにもできていない、、と

改善点だけを見つけるのではなく、

「自分の強み」

を探す努力もしてみてください。

Yuta Amano

Aichi.japan(29) 足が速くなりたい方、相談に乗ります。 依頼はinstagramで! 元陸上選手 大学陸上部コーチ 400mH:50秒57 100m:10秒64 日本インカレ5位 全日中、インターハイ、日本選手権出場 園児から社会人まで指導経験あり

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