2016年の木南記念以来
6年ぶりに試合に出場しました。
結果を出すことを目指しているわけではなく
指導者として良い見本が見せられるように
トレーニングを継続する延長で
試合にも出てみようということになりました。
「レースに出る」
という目標ができたことにより
トレーニングも継続することができ
週2-3回、ランメニューやウエイトトレーニングなどを
行ってきました。
結果は
100m 11秒46(-0.8)
200m 23秒58(-0.8)
100mは思ったよりも記録が出ました。
11秒台出れば良いかなあーといった感じでしたが
6年間全力で走っていなかったため
自分の感覚とタイムにズレが出ていたようです。
その他レースに出場したことで
感じたことがいくつかありました。
①準備できていないと悪い緊張が生じる
自己ベストを出した時の精神状態は
「終わったらどんないい事があるんだろうか」
という思考になっていましたが
今回のレースは
3週間前にスパイクを履き始め
決して「万全の準備ができた」とは言い難い状況でした。
今回のように
準備不足だと
結果的に自分より遅かったとしても
周りの選手が速く見えたり
「奥さんにいいところを見せられなかったらどうしよう」
「スタート遅れてしまったらどうしよう」
など、不要なことを考えてしまうことが
多くありました。
やはり当日に何とかできる領域は限られている
準備が全てなんだなあと改めて感じることができました。
②「心技体」のバランスが大事
100mで想像以上のタイムが出たのは
現役時代よりも技術面が格段に向上したことが
影響しています。
・重心を崩す
・足を前方についてブレーキをかける
・肩で踏む
このあたりは現在選手に伝えている大事なポイント
これがレースの中でできるようになっていたため
身体が出来上がっていなくても
ある程度のスピードを獲得することが
できました。
しかし、200mのラスト50mは
全く身体が動かず
理想の動きを体現することはできませんでした。
ただがむしゃらに走るのは速くなりません。
でも技術ばかり追いかけていても速くなりません。
心技体のバランスが高次元で取れることにより
初めて結果が出るんだなと
改めて感じることができました。
関わらせていただいている選手から
お父さんお母さんからも
・とても綺麗に走っていたので目標にしたい
・コーチが優勝したので刺激になった
など
たくさんのメッセージが
応援ありがとうございました。
次はもう少しいい準備をして
出場したいと思っています。
良い見本、悪い見本を高い次元で見せ続けられるように
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